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アレルギー体質は遺伝します

自分に何らかのアレルギーがあることが分かっていると、子どもにも遺伝するのではないかと心配になる人も多いでしょう。結論から言えば、花粉症、特定の食物、ハウスダストといったアレルギー疾患が子どもへそのまま遺伝するわけではありません。但し、アレルギーが発症するかもしれない素因は遺伝することになります。何かにアレルギーを持っている家族が多いため我が家はアレルギー家系では、と考えたくなりますが、アレルギーの素因が遺伝するだけで未発症で寿命までいく人もいるのです。

アレルギーの素因を持っている人はそういう体質だと定義されますが、発症するには遺伝的に受け継がれた素因(体質)があることに加え、環境因子も大きく関わってきます。日本ではスギ花粉症を発症している人が年々増えていますが、これは成長が早いため、建築資材として利用しやすいとのことでスギがたくさん植林されたためです。実際に、自生しているスギがなく、植林エリアも小さい北海道ではスギ花粉症の発症率は非常に少ないことが分かっています。ほかの国においても同様に、スギ花粉症の人は少ないのです。

アレルギー家系であっても、その発症率は環境からの影響を多大に受けるものと言えます。遺伝的素因や環境因子のほかにも大きい影響を及ぼすのは、個人の生活習慣・居住環境も挙げられます。これら複数の素因や環境が絡み合い、その人それぞれのアレルギーがオーダーメイドされるわけです。

両親ともに何らかのアレルギーを持っているアレルギー家系の場合は、子どももその素因を受け取っている可能性は高いですが、父親の体質よりも母親の体質のほうからの影響が4~5倍も大きいことが分かっています。そのため、父親がアレルギーを持っていない場合でも、母親が素因だけでも持っていれば子どもに遺伝する確率は高いと言えるでしょう。

但し、発症率はまた別の話です。同じアレルギー家系の両親から生まれた兄弟姉妹であっても、そこに環境因子などが加わるわけですから、発症率は異なります。環境については、母体内の環境がどうであったかということも関わってくるという話もありますし、昨今の温暖化現象の影響も大きいと言われています。高気密・高断熱化が進む住宅事情と、問題になっている地球温暖化により、ダニやカビが増えやすい環境に多くの人が住んでいます。そこで生まれたハウスダストは、人間が作り出した特有のアレルギーだと言えるでしょう。

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